2004年 10月 イタリア旅行  2日目

      

ローマ→アッシジ→フィレンツェ

目覚ましがなる6時少し前に目が覚めたものの、やっぱり時差ぼけかボーっとしている感じ。
しかしそんな事は言ってられない。

7時半にはホテルを出て、JALバスの集合場所スターホテルメトロポールまで行かなくて
はいけないのだ。
半分寝ぼけたまま支度をし、朝食を食べに行く。
朝食レストランは(予想通りというか・・)日本人ばかりであった。

時間ギリギリでチェックアウトに下りていったら、ロビー付近で日本人の団体客と出くわす。
よくよく見ると彼らはJALが催行する「AVA」の団体で、私たちと同じJALバスでフィレンツェに
移動らしい!!外にはそれらしきバスも停車している。

これは上手くいけばここから乗せて貰えるかも?・・・と、ホテルの人と話していたツアーガイドさん
らしき女性を見つけ、乗せてもらえないか交渉してみるとスンナリOK。
ラッキ〜〜!!

近くとはいえ、重い荷物を持ってバタバタと石畳の道を移動しなくて済んだ。

バスは全部で3件の市内のホテルから、お客さんをピックアップして一路フィレンツェへ。
7〜8割の埋まり具合だったが、私達夫婦とあと1人の女性客以外は、JALのツアーのお客さ
んで、食事が付いているとの事。
「3000円で付ける事が出来ます」といわれたが、内容を聞いたらかなりボリュームのありそうな
コースだったのでパス。自分達で適当に食べることにする。

道中の風景はとても緑が多く、お天気にも恵まれて快適なドライブだ。
団体行動って苦手なんだけど、荷物の心配をする事もなく、また、途中の町の名産品や、ちょ
っとした歴史などをガイドさんが説明してくれるので興味深い。
ツアーバスもなかなか良いものだわ。

車中眠気が襲ってこないか心配したが、それもなく時差ぼけは問題なくクリア。
しかし周りを見回すと皆さん熟睡モードのご様子。到着してから何日か経っているらしく疲れ
が出たんだろう。ガイドさんの話を真剣に聞いているのは私達だけだった・・・

景色に見入っているうちにアッシジ到着。

昨日の夜ローマに到着したばかりで、まだこれといった場所を見ていなかったので、初めての観
光地だ。
本当に中世の街そのままという感じで、煉瓦の家と家を支えるアーチが雰囲気がある。

フラフラ歩いていると、メイン通りからそれて、普通の民家があるところに入ってしまったりと
本当に迷路みたいだ。
でもこういうところに住んでる人って、結構大変なものかも知れない。
「家が壊れたから、今度はお手軽にモルタルで修理するわ」なんてことは出来ないんだろうなあ。

朝ご飯。食欲無いと言いながら結構食べたかも・・?! JALユーロエクスプレ
スのバス。
アッシジのお土産屋さ
旧市街への入口 サンフランチェスコ聖堂 聖堂上部の中庭
中庭にあった絵。フレ
スコ画かどうか不明
聖堂のお庭です。Tと言うのは十字架(クロス)の
意。そしてPAXは平和の事だとか・・
アッシジ中心のコムーネ広場。
これは市庁舎だった
かな?!
木のオモチャを売って
いました
だらけてるわんこ 丘の斜面に張り付い
ている街です。
ほとんどの家は茶色
っぽい煉瓦造りです。
その辺をフラフラ歩いていても、どこもかしこも絵になる街。
屋根は独特の瓦 お昼を食べたピッツ
ェリア
旅行に来ると昼からビ
ールの癖が・・(苦笑)
サラミとチーズのパニ
ーニ
甘いクロワッサン


ツアーバスに乗り、団体で行動している間にとある事に気がついた。

それは・・・

「AVA」と「アイル」の客が、一緒のバスで移動してるって事!!
「な〜んだそんな事?!」と考える向きもあるかも知れないが、AVAとアイルってのは価格帯が
全く違う。時期によっては倍ぐらいの価格差のはずなのだ。

当然客層も違っていて、AVAは若い人が多く、アイルは熟年層が中心という感じ。
このバスの中での、アイル参加者は10人ぐらいだったが、やはり年齢は高め。

アイルの売りはなんと言っても“至れりつくせり”で、「価格は高いが、年配者や海外がはじ
めての人でも安心して参加できる」・・・というものだったはず。
が!アッシジの坂の多い道でも特に年配の人に対する配慮もなく、私達でも息が上がるぐらいの
かなりの早足で進んでいく・・・
実際足の悪い年配の女性(この人はアイル参加)もいたが、彼女に対するこれといった気遣い
はなく、先を歩いている人たちとドンドン差が付いていく。
こういう人たちに対してガイドさんは「最終的にはぐれてしまった人は、下の駐車場で待っ
ていてくださーい」とさ!
別口から参加の私達には、関係ないといえばないし、そもそも団体行動というのはこういうも
のなのだろうが・・

これってなんか違わないかい???

てか、アイルってのはもうほとんどドアtoドアで、ガイドが張付いてお世話してくれるぐらいのもの
かと思ってた。(そのぐらいの値段するし・・)
勿論ホテルのグレードは高いが、まさか他のツアーと一緒くたにされて移動するなんてね〜。
高いツアーに参加しても、あんまり意味ないって事かな?!

フィレンツェには、予定より早めに到着。今日は土曜日なので、渋滞が少なかったからとの由。
しかし・・・駅前とか、な、なんかすごい人だ!!
フィレンツェは日本でいうと京都みたいな場所で、静かな古都と聞いていたんだけど・・・
古都というより原宿の「竹下通り」か、香港の「女人街」という感じである。

「土日は海外の観光客に加えて、イタリア国内の観光客も来るから」とのガイドさんの
説明だったが、それにしてもすごい人・人・・・・

ホテルまで送ってくれるのかと思いきや、駅前で降ろされ、ここからはタクシーで行ってください
と言われる。まあツアーの人優先だからそれもしょうがないやね・・・
近くのホテルでタクシーを呼んでもらい、宿泊ホテルへ。(10ユーロぐらい)
「あれ?ここさっきバスで通らなかった??」
宿泊したホテルはJALバスの(フィレンツェ駅まで行く)通り道だった。機転を利かして降ろして
くれれば良いのに。。。まあこんなものか。

レセプションでアサインされた部屋はなんとバリバリのヨーロピアンタイプ!!
ベットはツインだったものの、バスタブが無くシャワーのみでかなり戸惑う。代えて欲しいと申し
出るが今日はフルなのでダメ!!と言われる。ううっ・・どうしよう?!

ホテルの全景 昔の金持ちの屋敷だっ
たらしく、豪華なサロン
ツインルーム。驚く程
天井が高い。
窓はなんと鎧戸になっていて、外側にはアール
デコ風の柵が・・・
ベッドはハリウッドツイン バスルームは狭くてシャワーのみでした。 アルノ川でレガッタの
練習をしてました。
このモニュメントは、何
か意味があるのかな?
ベッキオ橋 色々な露店が・・ ベッキオ橋の中心部 貴金属の店が連なっ
てます。


まだそう暗くはなかったので、歩いてフィレンツェの街を散策してみる事にした。
アルノ川沿いを歩いていけば、10分ぐらいで観光ポイントにいけるはず・・・

ウフィツィ美術館を通り過ぎ、ベッキオ橋のあたりまで来るとまたすごい人ごみ・・・!!
その上、絵だのニセモノブランドだのオモチャだのを、路上に置いて売っている人がわんさかいる。
こんなの買う人居るんかい??

あまりにすごい人だったので、ベッキオ橋からは早々に退散して、今度はドゥオモ付近まで
トコトコ歩く。
途中の町並みがすごく綺麗〜〜!!
ドゥオモに到着した頃には、かなり薄暗くなっていたが、その大きさと美しさに感動!
惜しむらくは一部修復工事をしていて、足場で覆われていた事だが、この旅行で見た名所旧跡の
ほとんどが、どこかしら修復工事中であった。
そういう時期なのか、それとも歴史遺産を保つには常に必要なことなのか???

ドゥオモとその付近を観光後、夕食レストランを探す。
とにかくすごい人で、この辺りのレストランはどこも溢れ返っているのだ。
なんとか待たなくて済みそうな一件をみつけ、そこで夕飯。
結構日本人慣れしている感じだったが、どれもなかなか美味。そういえば到着してから初め
てのイタリアらしい食事だったかも?!


フィレンツェのドゥオモ。薄暗かったけど壁面の細かい細工に圧倒される。
まずはビール トマトサラダは本当に
トマトのみ・・・
前菜の茸、レバー、豆
のパテ。
シーフードパスタ。 ピザは南部せんべい
のようにカリカリです。