2005Feb Bali 6th day




朝になっても、2人とも症状は治まっていない。
こんな時に、朝からボートやジェットスキーの音がガンガン聞こえるのがうっとおしいが、なす術もなく
ベッドに横になったままボーっとNHKニュースを見る。
「へ〜!?セントレアに沢山の見学客が押しかけてるって〜」

夜中よりは少し良くなった感じはするが、とても起き上がって食事に行く気にはなれない。
レセプションに電話をして、ホテルドクターに見てもらえないか相談したら、今日は日曜日なのでお
休みだと言う。
それじゃあ体温計を貸してくれと頼んだら、休みなのでそれもない!!との返事。
「え〜〜??体温計ぐらい普通あるだろ、ホテルなんだし・・」
と思うが、ここは日本ではないので、ないと言われればしょうがない。
「じゃあ、医者に見てもらうにはどうしたらいいの?」と聞くと、「タクシーで外へ行くか、電話で出入の
ドクターを呼ぶので、待って欲しい」と言われる。
なんか腹下しごときで、そんな事しなくてもなあ・・・それにバリの医者って・・・と少し心配になてしまい
「それならいらない!」と最初は断ったものの、今日の深夜のフライトで帰国だし、こんなお腹
のままじゃ飛行機長時間乗るのやっぱり心配。
というわけで、思い切って呼んでもらうことにした。


数時間ほど待って部屋に来たドクターは、想像とは違い、わりと若くカタコトの日本語も
できる女性だった。
なんとなくいかついおっさんを予想していたんだけど、女性という事で気持も和む。

夫婦共々ほぼ同じ症状なので、やっぱり水あたりでしょうとの事。
20年ぐらい前に日本でもあった、水銀の体温計で計ったら2人とも38度ぐらいの熱があった。
最初、注射をするか?と聞かれたが今日の夜はもう飛行機に乗らなければならないので、注射は
パスして、解熱剤、下痢止め、弱い抗生物質をもらう。
後は、海外旅行保険用の診断書を書いて貰ってお金を払ってお終い。
医者に見てもらった安心感からか、大分気持も落ち着く。

なんというか、今までも旅先で体調を崩し、病院に行くかどうしようかと悩んだ事が結構あったが、(大
抵下痢)こんなに簡単なら、躊躇しないで見て貰えばよかったなあ・・・
せっかくの時間も無駄にならずにすむし。


もう昼は過ぎていたが、何も食べないと薬を飲むことが出来ない。でもバリ料理も洋食もちょっと・・という
感じだったので、すぐ近くにある和食の「和の家」にいってみる。
夫はうどん私は和定食を頼む。あー!昨日ここに来れば良かった〜〜!酢の物もウマイ!
(この時はもうヨレヨレで写真はありません)

夜用に太巻きをテイクアウトにしてもらい、ホテルに戻ったら部屋の掃除が入っていた。
どうしよう・・綺麗にしてくれるのはありがたいが、早く部屋に入って休みたい。
事情を説明して、途中で切り上げて貰い、またベッドで横になる。

とほほ・・、今日は1日頑張って、プールアクティビティーをやるつもりだったんだけどなあ・・
でも今更タラレバを言ってもしょうがない。
とにかく飛行機に乗る時間までは、ある程度回復しとかなくちゃいけないし。
貰った薬を飲んで、チェックアウト時間までじっとベッドで休む。


18時までのレイトチェックアウトを、頼み込んで20時までにしてもらい、部屋で休んだら
(お腹はまだあやしかったが)何とか熱は下がり、だるさもなくなってきたので、バタバタ
パッキングを済ませ、チェックアウト。

結局チェックイン時にホテルから貰った、ディナーチケット、マッサージチケット、ノベルティーチケット
は全然利用せず終いだったが、レセプションの皆さんにはお本当に世話になりました!!
英語と、解かるる限りのインドネシア語(トゥリマカシーぐらい)でお礼を言って、タクシーを
呼んでもらい空港へ。


空港はやはりと言うか物々しい荷物検査をやっている。バック類もX線検査機を通した後に、
中をあけて再度検査。もちろんまずい物は入ってないけど、鷹揚に突っ込んできた洗濯物
などを見られて、ちょっとはずかしい・・・(向うはそんな事なんとも思わないだろうが)
靴も脱いで念入りに検査。早めに空港到着しておいて良かったよ!!

手続きを終えた後は、各社共通のプレミアラウンジへ。

とても広くて、なかなかゴージャス!!でもさっむ〜い・・・ サラダコーナー チキンナゲット&ミニピザ
ティーセットとサンドイッチ 揚げ餃子とカナッペ スープやお粥もあります パソコンはなんとナローバンド!
今時こんなのあるか〜?


すごく綺麗で、食べるものもいっぱいあるのるのだが、なんとも冷蔵庫のように寒いラウンジだ!!
外のテラス席もあったが、ここでは横になったりして休む事ができない・・・
薬を飲む為に、サンドイッチをふた切れ食べて、すぐに退散

グアム行き機内に入るが、ここがそれ以上の寒さである。(なんじゃこりゃ〜??)
まさか使うはずもないと思っていた、ホッカイロを背中とお腹に張り(バリでだよ〜〜?!)
毛布を3枚貰って、グルグル巻きになってもまだ寒い・・・
飛行機の室温コントロールとか、機密性ってどういう風になってるかは、全く知らないが、
これって絶対ケチってるネ!!>コンチ〜〜!!(怒)

本当にウソみたいな寒さだが、周りの白人客はTシャツ1枚で毛布もかけずに熟睡中。
「どんな皮膚感覚をしてるのだ???」
確かに自分が熱で体調が悪いってのもあったけど、あの機内はマジで12〜13度しか
なかったんじゃないかと思う・・・