2003年 3月17日(3日目) バンコク
アユタヤクルーズ


朝6時目覚ましの音でやっと目が覚める。
ベッド脇に備えつけてあった時計で、目覚ましをセットしたのだがナントこの時計
10分近くも遅れていたんですね〜。
準備してる間に気付いたけど・・あぶないあぶない!!
6時45分にホテルロビーでピックアップだったがロビーに下りて行ったらもう送迎バス
はとっくに付いていた模様。

慌てて乗り込み、リバーシティへ。
途中数件のホテルを廻り、他の参加者をピックアップしてリバーシティーまで向かうが
朝早い時間だというのに、どこも結構な渋滞。
どうやらBTSが出来ただけでは、バンコクの渋滞は解消されていないようですなあ。
もうすぐ地下鉄も出来るらしいけど、どこまで渋滞が解消されるか疑問??

リバーシティーで大きなバスに乗り換え、アユタヤへ出発。
このツアーは行きがバスで、帰りがチャオプラヤ川をクルーズして戻るというもので、
クルーズ船にビュッフェ形式のランチがついているのだが、朝食はなし。
どこかで軽く食べれるだろうと思っていたが、道中なかなかそんな機会もなく・・・
お腹すいた〜〜〜!!

ツアー参加者は、8割が欧米人観光客。
日本人は私達だけで、他にマレーシアとベトナムからの華僑のご夫婦が二組いた。
何故華僑と分ったかというとこの二組が、後々普通語(北京語)で談笑していたから。

そんな中で、ちょっと目を引いたのが、オーストラリア人の初老の男性と、タイ人の
(どう見ても16〜7才の)女の子のカップル。う〜〜ん?!どういう事情なのかなあ?
そのカップルは別に臆するふうでもなく、かといってどう見てもラブラブでもなく・・・
オーストラリア人男性はニコニコしてたが、タイ人の女の子は終始無表情で、「あん
まりマジマジと見ちゃいけないわ」と思うが、なんだかとっても気になってしまった。
これがもし日本人のオヤジなら思いっきり軽蔑の目で見ちゃうとこなんだけど・・・

プラ・ティナン・アイサワン
ティッパアト(実は名前
はガイドブックより・・)
ギリシャコリント風宮殿
(同左)
中国風宮殿
(同左)
お庭にはぞうさんの形に
刈り込んだ木が・・


まずは、バンパイン宮殿を観光。
ここはラマ5世が主に建てた宮殿で、ギリシャコリント風、中国風、スペイン風など
色々な建物が敷地内に、建っている。
なんか宮殿というにはどれも妙に新しいのだが、お城ではなく別荘感覚の「離宮」
として使われていたらしい。
タイ人ツアーガイドさんは英語オンリーなので、難しい言葉がよく分らない上に
ドンドン次の場所に移動する。ゆっくりビデオ撮影どこじゃない。待って〜〜(汗)
天気が良くなってきたのはいいが、暑い事・・・・・ふ〜〜〜!!
ホテルからミネラルウォーターを2本持ってきたけど、こんなものどこでも買えたん
ですね〜〜。ハハハ


アユタヤで詐欺未遂事件(笑)発生

バンパイン宮殿見学後、バスでアユタヤの遺跡へ移動。
ここの入り口で、物売りがワーッと近づいてきたのだが、ちょっと面白いのに遭遇
絵はがきやら、帽子、扇子などを持って「安い安い」と寄ってくるのはまあ普通
なんだけど、15歳ぐらいの女の子の物売りが「スミマセ〜ン」と言って私達を追い
かけて来た。

何かと思ったら、流暢な日本語で「コレホンモノデスカ??」と言って日本の
“100円玉5枚”を私に見せる。見るからに普通の100円玉。
私:「本物だと思うけど・・・・?!」
女の子:「コレタイバーツデ、イクラニナリマスカ?」
私:「へ?えーと??」
女の子:「1エンハ3バーツ、100エンは300バーツ、500エンは1500バーツ」
と勝手に言い始めた。そして
女の子:「コインハココデ両替デキナイノデ1500バーツニ両替シテクダサイ」
とまくし立てるように言う。実はその時私はこれが詐欺だと全く気付かず、
「急いでるしタイバーツ持ってないから」
とやんわり断わったのだが、歩きながら良く考えたら

“1円が3バーツじゃなくて3円が1バーツじゃん!!”

と気付いた(遅いって〜〜)。でも暑い中バタバタ歩いていると頭が良くまわらなくて
そうかな?と思ってしまったのよね〜〜〜(汗)どうやら彼女はそういう状況を分って
やっているみたいなのだ。全くぅ1500バーツと言ったら4000円以上だよ!!

別に詐欺の被害にあったわけじゃないけど、なんか「やられた〜!」って気に
なってしまった。うーんなかなか鮮やか。でもちょっと悔しいぞ!!
帰りに出口のところでまた居ないかなあ、居たら思いっきり「良いわよ〜!!
500円は166バーツだから両替してあげる」と言ってやろうと考えていたが
敵もさる者、帰りにはもう居なかったのでした。
私は始めてあったけど、これって観光地の古典的詐欺の手なのかな??
これから行く方は気をつけて・・と言うかちょっと頭に入れとくと、会った時面白いかも。


話をアユタヤ遺跡に戻しまして・・・・・・

ここは川に囲まれて島のようになっている場所。
遺跡は数年前メキシコのティオティワカンを見て以来なのだが、あまりに昔過ぎて
全然生活感のないティオティワカンに比べて、ここは「ああ本当に生活してたんだ」
という感じ。

実はあんまり名所旧跡って興味がなかったんだけど・・・(^^ゞ
ここは一見の価値があるかも。夜はライトアップされるらしい、「綺麗だろうなあ」

途中日本人ツアーのご一行様や、パンダバスのご一行様と一緒になったりするので
ちゃっかり日本語の説明を聞かせて貰ったリする。

そういえば私達は、わがツアーのタイ人ガイドさんから「コリアン?」と聞かれた。
へ・なんで??日本人と韓国人は似てるので、まあ間違えるのはあると思うけど・・・
「Japanese」と答えて「何で??」と聞いたところ、日本人はあまりここのツアー
に参加しないんだとか・・・
そういや、JTBあたりの「アユタヤ観光OP」は3300バーツとか1万円とかしてた
からなあ・・・私的には1600バーツでも充分に高いと思ったけど「私達ってケ
チって事??」まあ否定はしませんが・・・・(アユタヤだって最初はツア
ーじゃなく電車で来ようと思ったぐらいだし・・)

遺跡観光後、ぞうさんに乗れる所へちょっと寄り道。
私は以前プーケットでぞうさんライドは経験済みなので、乗らなかったけどツアー参
加者には結構な人気で、楽しそうに乗っているアメリカ人のお婆ちゃんが印象的
でした〜。


このあとはお楽しみのクルーズ!!
私達はとにかくお腹がぺコペコで、まずはビュッフェコーナーへ。
「こういうとこのお料理はね・・・・ご愛嬌?」とあまり期待していなかったんだけど、
お腹が空いていたせいか、どれも美味。
タイ料理ということで、ココナツ風味のカレーやトムヤムクン、タイ風炒飯etc
外が暑かったのでシンハも進む(笑)

しかし食事が終わったら、早くもクルーズに飽きてきた。
なんせバンコク市内まで4時間という長丁場。
船は途中周りの景色を説明しながらゆっくり進むんだけど、たまーにエクスプレス
ボートに追い越されたりすると「あ〜あっちに乗り換えたい」などど勝手なことを思っ
ちゃうんだなーこれが。

やっと川沿いの高級ホテル群が見えてきたのはもう夕方の5時近かった。
リバーシティーから各ワゴンに乗り込み、ホテルについたのは6時過ぎ。

晩御飯はホテル内のチャイニーズに行って見た。
しかしここは私達にはちょっと場違いなぐらいハイソなとこ。
入った時はガラガラで、見るからに“お金持ち”な中国人の家族1組だけが個室のよ
うになったテーブル席で食事をしていた。

フカヒレのタマゴ炒め、四川風エビチリ、シーフード炒飯、そしてシンハを注文
したが、美味しいんだけど一品一品が少なめ。
その上サービスをしてくれる人が、食べている間ずっと張り付いていたので、どうも
緊張してしまう〜〜。「やっぱり場違いって事かあ?」食事のトータルは日本円で
約8000円ぐらい(ちょっぴり・ホッ)

早々に食事を切り上げ、ホテルに隣接しているショッピングモールへ。
ここはまだ新しくて、お店も半分ぐらいしかオープンしていないんだけどスーパー
マーケットやフードコートもありすごく便利。
ハーゲンダッツのアイスクリームとカシューナッツ、そしてインスタントカメラを買って
ホテルへ戻った。

部屋に戻りTVを付けたところ、どうやらイラク情勢が怪しい雰囲気。
NHKが写るので、ニュースを見ていたら、ブッシュが「48時間以内に云々・・・」
と言っている映像が、繰り返し放送されている。
その上新聞(読売をデイリーでへやに入れてくれる)では、(これから行く)香港
で謎の肺炎が発生して死者も・・・何てことが書いてあるし・・・
あ〜〜も〜最悪だわ〜〜。

ここのホテル快適だし、予定を変更してタイに居ようかとも思ったけど、悲しいかな
エアーのチケットが“格安”なので一切変更は利かない。その上香港のホテルも
クーポンなので、キャンセル出来ないし・・・
とりあえず明日一日はまだバンコクなので、TVで状況をよく把握しておくしかない。
どうなることやら・・・・とほほ