2003年  1月1日(元旦)    5日目 ランカウイ



朝起きて夫に「体調はどう??」と聞いてみるが、かなりだるくて熱もあるみたいだという。
おいおいこんなところで・・・体調崩されてもなあ。
とりあえず「朝食は食べたくない、部屋で寝てる」というので、一人で朝食レストランに行ってみ
ることに。
レストランではなんと一番乗り!!
そういえば昨日の夜は、皆さん大騒ぎだったご様子。私達の部屋の下に宿泊していた白人
の若者グループは、酒に酔った勢いか派手に喧嘩していた。
多分皆まだ夢の中だわね。

ビュッフェ形式の朝食は、はっきり言ってあまり食べれるものがない・・・・(汗)
種類はそこそこあるんだけど・・・・
ここでの食事は、きのうの夜のルームサービスを見た時点で諦めました・・ハイ

食べない訳にいかないので、甘いデニッシュとジュースハッシュドポテトを持ってきて食べるけど
美味しくない・・・・

まあ昨日のルームサービスもそうだけど、こういう所で“美味しい食事”を期待するのはやはり
ちょっと違うかも?!
そもそもここは、クルーザーで世界各国からクルージングしてくる人の、寄港地みたいな所で
マリーナとホテル以外にはな〜んもない島なのだ。(コンビニすらない)

食後パンをこっそり余分にもらってきて、マリーナのところでちぎって撒く。
お世辞にも綺麗な海とは言いかねるんだけど、なぜか沢山の魚(熱帯魚もいたよ)がいて、どん
どん集まってくる。
どうやらマリーナのヨットオーナー達が食材の残飯を捨てたりするので、それに集まっている
らしい。

部屋に戻っても夫はまだ寝込んでいる。
「少し体を動かした方が、いいんじゃない、寝すぎでボーっとしてるかも??」と促がし、レクレー
ションデスクで、マウンテンバイクを借りて敷地内を廻ってみることに。
しかしここのマウンテンバイク、20台ぐらいあるんだけどどれ一つとしてまともにメンテされてる
物がないのよね・・・
タイヤの空気が入ってなかったり、ブレーキが甘かったり、サドルの調節が出来なかったり・・
まあほんのちょっと手を加えれば5〜6分ですぐ直る程度のものなんだけど、ホテルの係員は全
くそれをしようとは思いつかないらしい・・・・
これもやっぱり南国気質みたいなもなかしら??



敷地内を走り廻るといっても、ヨットハーバーとホテル以外になーんもない島。
1時間もしたらすっかり飽きてきて、しょうがないのでプールサイドに行ってみる。
少々小腹もすいたので、プールサイドバーで軽食とビールを頼む。
まずビールとチキンのサテーが登場。「美味い!鶏肉の肉質が最高!!日本のとは違うね」
と大満足。
その後、オーダーしたフレンチフライ、サンドイッチを待つが、待てど暮らせどあらわれない。
「こりゃきっと忘れてるわね」と思い、カウンターまで行って「フレンチフライとサンドイッチは
まだ??」と聞いたところ・・・・・
笑顔で「あー、それは今日は出来ません!」ですと・・・・・
「・・・・・・・」
あのな〜〜〜!!それなら最初頼んだ時に言えよ、全く!!

どうやらここは、ハード面は“タンジュンルーの姉妹ホテル”ということで設備を整えたらしいが
ソフト面は、まーったく追いつかず“マレーのノンビリモードそのまま”というホテルだったらしい
やっぱりね、あのお部屋にしては安い〜と思ったんだよね。
とにかく従業員が、全く教育されていない!!もともと素朴な人たちでズルイとかそういうのは
全くないのだが、あまりにもノンビリしていてやはり「ホテル」という機能を果たしていなんだよね
これが〜〜!!

夫は炎天下マウンテンバイクで走り回ったつけが来たらしく、具合が悪いと言って部屋に戻って
しまった。
しょーがないので文庫本を持ってプールサイドで時間を潰し、時々にプールで泳ぐというヨーロ
ッパ人スタイルをやってみる。
今回4冊の本を持っていったのだが、やる事もないのでここで全部読みきってしまった。
「やっぱつまらん」

夕方部屋に戻るが、夫の体調は最悪!!本人曰くどんどん悪くなってるとか。
その上ハウスキーピングも来ていなくて、部屋はそのまんま。
きのうのルームサービスの食器すら下げていない。虫が来るので外にはおけないし・・
夫の体調が悪いので、ミネラルウォーターとか欲しいんだけど、ハウスキーパーも来ない上に
、売店も1日中クローズで何も買えない状態。冷蔵庫はカラ。
ルームサービスは昨日の事があるので期待できないし・・・・
電話で「ハウスキーピングはいつ来るの?」と聞いてみたら逆に「ハウスキーピングが必要
ですか?」と聞かれてしまった。とにかくタオルチェンジだけでもしてくれと頼むが、結局来た
のは夜の8時でした。(モチロンタオルチェンジのみ)

その上ここはまともなものも食べられず、飲み物もない、そして売店もクローズ・・・・・
「これじゃ、寝込んでいる夫の状態が悪くなるだけだ。」と判断した私は3泊の予定だったけど
2泊で切り上げて、ランカウイ本島に行こうと決心し、ランカウイのホテルに空きはないか、電話
で片っ端から聞いてみる。
まずこの後泊まる予定の“シェラトンペルダナ”に聞いてみるが、あいにくフルとの事。
次に聞いた“シェラトンランカウイ!”では、なんとか空き部屋があるということで、その上こちらの
事情を説明したら、「早めにチェックインできるように調整します、病院も近くにあります」と
言ってくれた。
当然全部英語でのやり取りで、上手く説明できるか心配だったけど。よ、よかった〜〜!!
とりあえず明日はまともな食事にありつけそう・・・・・

その後このホテルで、3泊の予定を2泊で切り上げてチェックアウトしたい旨を、レセプションで
頼むが、なかなか理解してもらえなくて困ってしまった。
「体調が悪いなら、ランカウイで病院に行けば??、船で20分ぐらいでいけるよ」と言う。
「う〜ん確かにそうなんだけど・・・・・」 まさか、ここはまともに食べるものも無いし、部屋の
掃除も来ないし、水も飲めないので悪くなるだけ・・・何てことは言えない。
(いやはっきり言うべきだったかな?)
「夜中に体調が悪くなったら困るから」とお茶を濁しておいた。

ちなみに今日頼んだここのルームサービスの夕食も頼んでから1時間半以上待たされた。
その上味は・・・・・・・(マズイです、半分以上残した)
チッ!!健康なら本当に最高のホテルなんだけどなあ・・・・(涙)

とにかく明日になればちゃんとしたホテルに移動できる。

ハウスキーピングもまともに来なかったので、今日は夫の汗でベトベトになったダブルベッドで
寝るしかない。。
「こんなことになるなんて・・うう」