メ キ シ コ


メキシコシティー

歴史的遺産のほとんどない“新しい国”アメリカから飛行機で
2〜3時間(地理的にはとなり)でメキシコシティーに到着!!
エアポートでは、客引きのシロタクがてぐすねひいて待ち構えている。
なんだかアジアの国を思い出してちょっと嬉しくなる!!
(やるぞ〜って気になるというか・・・)
日本人は上客なのか、私たちを見て「ヤスイ!!」とか「ホトンドタダ!!」と
みんな客引きに必死だが、それらを振り切って、タクシーチケット売り場へ。
(なんで日本人って分かるんだ〜〜??)
市内のホテルへは、チケット制になっていて日本円で約1000円ちょっと。
均一料金になっている。

メキシコシティーは、富士山の八合目ぐらいの標高にある街!!
最初気付かなくて、「なんか体調が悪いのかな」と真剣に思ったが
ガイドブックを見てハタと気付いた。
何でも車の排気ガスが掃けなくて、大気汚染がかなりの社会問
になっているらしい!!

しかし市内は、スペイン統治時代の歴史的な建物が立ち並び、また
世界有数の博物館もありとても興味深い街である。
近代建築の高層ビルオンパレードのアメリカの隣の国とは到底思えない!!
特にソカロ地区は必見です!!

しかし市街地の雰囲気は、本当にアジアの雑踏という感じ、屋台や露店は
あちこちに立ち並びどこから出てくるのか??と思うぐらいの人、人、人!!
そしてアジア人にそっくりのインディオのひとも結構見かける。

マリアッチが気軽に楽しめるガリバルディー公園は、私たちが行ったときは
時期的なものか観光客より楽団の方が沢山集まっていた。

ギターが好きなので、ギターメインの楽団を選んで「ジョローナ」「サンドゥンガ」
「シェリトリンド」などを演奏して貰うがこれがホントに絶品!!
もしメキシコシティーに行く機会があったらぜひ一度ガリバルディー公園に
行ってみる事をおすすめします!!
US10ドルぐらいのチップを渡したが、もっと上げてもよかった〜〜。

初めての街(国)ということもあり、ホテルはおなじみのチェーンホテルの
ウエスティンにしたが郊外には、雰囲気抜群のコロニアル風のホテルも結構
あったので今度はぜひそういう所に泊まってみたいな〜〜!!









ティオティワカン遺跡

メキシコシティーからやく2時間(とちゅう色々な見所あり)ティオティワカンのいせきに到着。
ここも世界遺産に登録されている。
ここでも客引きに捕まり「ヤスイヤスイ!」と土産物売りがどんどん集まってくる。
「日本人はどこでもいい客なのかな??」

メキシコ最大の遺跡ティオティワカンは、紀元前2世紀頃建造されたラテンアメリカ最大の
宗教都市国家、巨大なピラミッド群を形成している。
世界で3番目に大きいと言われる太陽のピラミッドは宗教儀礼の為に建造されたものと
いわれるが、登るのも一苦労!!

ティオティワカンでは、数々のレリーフや壁画などもかなり鮮明に近い状態で残っている。
ガイドさんの巻き舌(スペイン語なまり)の英語が良く聞き取れなくてくわしくは分からな
かったけどかなりの文化遺産らしい!


メキシコ人は、私たちが日本人と分かってもどんどんスペイン語で話し掛けてくる。
ホテルやデパートなどは、モチロン英語オーケーだがタクシーの運転手に早口のスペイン
語でまくし立てられた時は、マイッタ〜!!

ガイドブックには、雲助タクシーが多いのでリブレ(流しのタクシー)はできるだけ避けシティオ
(予約タクシー)を利用するように、と書いてある。
しかし私たちはリブレ(フォルクスワーゲンが多い)に何度か乗ったが、運良く(?)みんな
良い運転手ばかりで、料金もちゃんとメーター式になっており問題なかった。

観光地の周りには、必ずお祭りの屋台のようなものが出て結構にぎわっている。
シシカバブや日本でも少し前に流行ったシュラスコ、タコス等いい匂いにつられて、
かたっ端から食べてみたくなるがガマンガマン!!
それじゃなくても時差や標高差で、体調があまりよくないのに慣れない食べ物でおなか
まで壊したらタイヘン!!
というわけで食事はあまり個性のない、ホテルのダイニングへ・・・
コロナビールを飲んで、ちょっとメキシコ風を味わう??(どこでも飲めるけど・・・)
繁華街の中には、ダンスやショーを観ながら食事が出来る観光客相手のレストランも
結構あったが、表に出ているメニューを見たらステーキやスペアリブみたいなものが
多かったのでこれはパス!


辛い現実
繁華街には、ホームレスに近いような物売りが結構いる。(たいていインディオの人で観光
地の物売りとはまったく別)
これがなぜかみんな家族単位で、小さな赤ん坊を含め7〜8人というのもかなり見か
けたが、その多くがとても身なりが悪く東京やNYにいるホームレスとは全く違う。
うーん!!辛い現実ですね、無視できないような雰囲気なんですね。
(でもこんな風に考える事も、日本人の驕りなのかも・・・)
バリあたりのしつこい物売りなら全然無視しちゃうんだけど、彼らはなんだかけなげというか・・・
宿泊したホテルの前にも老婆(に見えたがもしかしたら若かったのかも?)と赤ん坊という
ホームレスがいたが、前を通るのちょっと辛かったなー。夜も路地に寝ていたし。。。
お金をあげようかとも思うが、それはすごく失礼な事のような気もするし、それに私たちが
幾らかのお金をあげたところで、彼らの生活が格段に良くなる訳でもないし。
ノー天気に遺跡だグルメだと遊びまわっているのが、ちょっぴり悪い事をしているような
気になってしまいました。


しかしメキシコシティーは本当にアジアっぽい雰囲気(特にバンコクにそっくり!!)
建物はスペイン風だし、人の顔も全然違うのにどなぜかな??
物価はバンコクよりは高いですが、アメリカと比べると3分の2ぐらいで文化遺産などの見所も
盛りだくさんなので、“コストパフォーマンスの高い街”といえるかも?!
(そういえばルチャリブレは観なかった・・・ちょっとくやしい!!)
今度はグアダラハラやグアナファト、などのコロニアル都市にもゆっくり行ってみたいです。

Mexico-Photo.graph