ラスベガス



ラスベガス

いまやラスベガスは、家族づれや若者グループで賑わう“アミューズメントパーク”!!
カジノを全くしない人や、小さな子供も全く退屈する事のない街だが、私達が最初に訪れた
1997年は今とはちょっと趣きがちがっていた。
現在のラスベガスを代表する、ベラッジオホテルやベネチアンホテルは影も形もなく、
ストリップ通は中心地でもかなり空き地が目立っていたし、ショーも“
トップレスレビュー
そっくりさんショー”、など最近のLVではほとんど見かけないものがかなり多かった。
またエアポートから各ホテルまでのリムジンサービスは、以前は1人3・5ドル
(今は1台30ドルぐらい)。
ホテルも「高級」といわれるところ(ピーク期)でも150ドルぐらいだったし、
バフェは一人2〜3ドルなど等物価も今のそれと比べると、半分ぐらいだったように思う。
最近は、家族づれが増えカジノでお金を落とさなくなっている分、物価はかなり上がっ
ている。(らしい?)
そしてそれは、日本人観光客の影響と言われていることもまた事実!!
しかしその分、小さな子供から大人まで楽しめる街へと変貌をとげ、いまや日本人にとって
ポストハワイ』と言った感もある。


ラスベガスのホテルは要注意!!
私は3度行っているが、3度ともトラブルがあった。(2001年のフォーシーズンズは西海岸
旅行の日記にも書いた通り)
要は、部屋数の多い巨大ホテルが多いので細かいところに目が行き届かないと言う事
なんだと思うけど・・・
自衛策としては“混んでいる時期を避ける”というのが1番だが日本人はなかなかそうも
いかないのがつらいとこ!

2度目の「
フラミンゴヒルトン」そして3度目の「フォーシーズンズ」に関しては、まあ混んでる時期
だしこんな事もあるさ程度の事だったが、忘れもしない初めてのラスベガス(そしてはじめて
の“個人手配旅行”)ではラスベガスのホテルでと〜んでもない目にあってしまったのでした。
ホテルの名前は今は無き『
デザートイン』!!
前述のように、その当時はベラッジオ、ベネチアンは影も形も無く、新しく出来たルクソール
ホテルとMGMホテルが大きな話題を呼んでいたが、そんな中でデザートインは新しくは
ないもののちょっとプライドの高い老舗ホテルという位置付けだった。

シェラトン系だったため、日本のITTシェラトンの予約センターから予約をしていったのだが、
現地に到着してホテルへ行ったら、レセプションの女性が「今日は満室で部屋はもう無い!」
と冷たく言い放つではないの・・・!!
???・・・・何言ってんだ〜!こっちはちゃんと予約してるしデポジットとして1泊分の料金も
支払済みだ!と予約確認書を見せて抗議するが、とにかく「ない」の一点張り。
「冗談じゃないよ、海外まで来て野宿しろっての?」としつこく食い下がるが、レセプションの
女性は「私のせいではない」とけんもほろろ・・・・
(余談ですが、アメリカのホテルやエアラインって何かトラブルがあって抗議すると「私のせいで
はない」って言い方する人多いんだよね〜〜!!“まずごめんなさいだろうが”と思うけど、
これって国民性の違いですかね〜?)
横柄な態度にかなり頭に来たが、とりあえずここで言い合っていてもしょうがないし、
細かい交渉ごとになると、英語も心もとないので「それじゃ何時になったら部屋を用意できるか?」
と聞いたところ、すごくめんどくさそうに各部署と電話連絡を取り「2時間後に来い」という。
札幌からの長旅でとても疲れていたが、しょうがなく食事に出ることに・・・

そして夕食を食べショッピングモールをぶらつくなどして2時間後に戻ったら「
まだダメ!!」
ホテルのカジノで小一時間程遊んで、再度戻った時も「
まだダメ!」
なんとこれが3〜4回繰り返されて、部屋に入る事が出来たのは「夜中の1時を過ぎていた」
「これでゆっくり休める〜」とホッとしたのもつかの間、なんとその部屋はシングルサイズの
ソファーベッド1台しかない部屋だった。
日本のシングルに比べると少しは広いものの、それじゃなくてもぐらぐらしてクッションも
ぶよぶよで寝にくいソファーベッドに、いくら夫婦とはいえ2人で寝るなんて到底出来ず、
エキストラももうないとの事だったので、1人は部屋の中のありったけのクッションと
バスローブを絨毯の床にひいて寝たのでした。

そして“ひどい”のはこればかりでは済まされず、2泊したのだがその2泊とも夜中の2時頃に
火災報知機のアラームがホテル中に鳴り響き、2度ともロビーまで非常階段で降りていくが何の
説明もなし!!(スタッフに食って掛かっているアメリカ人客もいた)
極めつけは、チェックアウトの時。
なんと宿泊料金の請求書に、全く覚えのないルームサービスのチャージが400ドルもついている
始末。(なんだか日本人をバカにしている感じがありあり)
当然これは訂正させたがとても手際が悪く、訂正するのにかなり時間がかかり、私達は次のオー
ランドへの国内線の移動に遅れてしまった。

英語が堪能なら、支配人を呼んで苦情のひとつも言うところだが、悲しいかなそんな英語力もなく
その上はじめての「個人手配」での旅行のしょっぱなのことだったので、「やっぱりパック
ツアーならこんな事なくてすんだかも??」とかなりへこみましたねー!!(そのあとはすべて順
調でトラブルもなく済んだけど)

しかしこれには後日談がありまして・・・・
日本に戻ってからも、どうにも腹の虫が治まらずITTシェラトンの予約センターに電話をしてこの事を
話したのだが、「私どもは予約センターで苦情処理係ではないのでそんな事を言われても・・・」と
はっきりしない返事!!
でもやはり怒りが収まらないので「それなら!」とこの事を手紙に書いて、これを然るべき部署に
英訳して送ってくれる様にと一筆付け加え、ITTシェラトンに送りつけたのでした。
そしたらその後、1月程してデザートインのアシスタントマネージャーなる人から「この度は大変
申し訳なかった」といったような(おそらくワープロにひながたがあるらしい・・)文書が届き、私た
ちの怒りもだいぶ収まったところに・・・
ななんと!!
その数日後、クレジットカードのほうに宿泊料金を全額(約4万円ぐらい)返金してきた。
「へ〜〜!そこまでしなくても?!」と嬉しさと不安が半々になるが返す術もわからないので
ありがたく頂いたのでした。

ホテルでトラブルがあったり、嫌な思いをした事がある人は遠慮しないで旅行会社や予約センター
に言ってみるといいと思います。(本当は事後報告じゃない方がいいんだけどネ)

そんなラスベガス
デザートインですが、今はもう営業をしていない。
2001年中にはLV名物の爆破解体されるとかされないとか・・・・
「あの時のうちからの苦情も原因の一つかネー?」なんて冗談交じりに話している今日この
頃なのでした。

ショッピング!!
LVでのショッピングは(というよりアメリカ本土では)ブランド物に関してはあまり安いという印象は
ない。
ガイドブックなどでは、品物も豊富なんて書いてあるけど日本人が増えているせいか、かなりの品薄
というショップも多いし、値段も変わらないのであとあとのメンテナンスなどを考えると、日本で
買ったほうが良かった!というものもある。
(余談ですが、グッチのセールでブリーフケースを買ったのだが、なんと持ち手のところが壊れて
いて持ち歩く事が出来ず、札幌のショップに持っていったら「海外で購入のものは修理出来ない」
といわれてしまった。セールといっても結構な値段のものだしどうしようと途方にくれてしまったが
結局そのままたんすの奥にしまったたまんま・・・聞くところによるとフェラガモも海外購入品の日
本でのメンテナンスは“基本的にしていない”んだそう)
貴金属は、かなり高いなーという印象。
日本では、ディスカウントショップで20万円前後で売っているブルガリの時計は、倍の40万円ぐ
らいしたし、カルティエの時計も日本よりかなり高いようだった。

お勧めは、ネイティブアメリカンの銀細工のアクセサリーなんかでしょうか?まあこれは好き好きも
あるので誰にでもというわけにはいかないけど、なかなか凝った細工のものがあります。
あとは郊外にたくさんある、アウトレットかな・・・

ショー
なんと言っても「シルクドソレイユ」!!西海岸の旅日記のところに書いたので参考にしてください。


最近のラスベガスはNYから“ブロードウエイ落ち”してきたらしい作品も結構目立つ(ブルーマン
スターライトエクスプレスなど)。
世界最高のショーを観れるとうたっているラスベガスだが、やはりNYとは客層が違うから商売に
なるのかもネ!
大物歌手(
バーブラストライサンドアースウインド&ファイヤー等)のステージもかなり多くやって
いますが、レギュラーのものではないので現地に行ってからチケットを取るのは難しいかも!?
(ちなみに2001年お正月に行った時はクール&ギャングのステージをやってました)
ラスベガス大全などで確認して、ネットで予約するのが一番確実でしょう

Photo.graph-Las Vegas